これが俺だから。

はぁ………

これくらいで殺気だすとか………俺もまだまだか…


殺気をしまって前に進もうと思ったがやめた
いや、やめざるをえなかったと言った方が正しい

あの幹部達が俺の目の前にいるから動けないのだ


目を幹部達に向けるとすぐに目が合う

幹部全員が俺を見る

なんだこいつら 見てんじゃねーよ

目をそらさないでいると要が俺の袖を引っ張るので要に視線を移す

「晴、あの子転校生じゃない?」

は?転校生?

要の言う通り幹部達に囲まれるように1人の女がいた

小さすぎて気付かなかったわ……
150cmあんのかよってくらいのチビだ

その女に視線をやっていると突然幹部達の1人が一歩前に出てきた

「おい。お前名前は?」

視線をやると身長は173ってところだろうか髪はオレンジ色の短髪でワックスで今時風に立ててある
顔は少し可愛い感じで眉毛にピアスしてる奴がいた

教室で見るより身長低いな……そんなこと思ってると
「おい!聞いてんのかよ!名前なんていうんだよ!」

なんかキレてるし

こいつ短気だな………面倒くさ……

てか、なんで名前教えなきゃなんねえの?

『教える意味がわからない』

そう答えると幹部達全員が顔をしかめた