これが俺だから。

ここで俺はもっと速く歩いていれば多少はマシな結果だったのかもしれない。

いや、それでもいつかは会うんだから仕方ない事だったと思う


俺と要が歩いて食堂から出ようとした間際に周りがさっきと比べ物にならないほど騒がしくなり眉間に皺が寄った

要の方を見ると要は騒ぎのある方を見ていて俺もつられてそこを見ると



幹部達がいた


しかもだんだんと近づいてくる


騒ぎもどんどん増す


あぁ…やばい…煩い煩い煩い煩い煩い

だんだんと俺の周りだけ静かになっていく

それに離れていくのがわかる

要はそんな俺にいち早く気付き俺の名を呼ぶ

「晴!大丈夫だから……落ち着いて」

俺は無意識に殺気をだしてしまっていたようだ