未遥side

あ--... 。 憂鬱な2学期が始まってしまったああ!!

2学期は楽しい行事もたくさんある..けど!!長いよお。

今は、お昼休み。始業式をやってからの、席替え!!

運のいいことにあたしは、愛唯の前の席!ちなみに、隣の男子は、

結構、趣味の合わなそうな2次元オタクの暗ーい男子...。

愛唯がいるからあたしはあんまり気にしない。

愛唯と雑談中。

「ねえ、未遥。怠そうな顔しすぎだよ。」

「ん―...いろいろありすぎてさあ...。」

昨日は、あの狭い部屋で寝た。ベットと亮汰の布団との間は、

たったの1Mしかない。いろいろ心配でなかなか寝付けなかった。

亮汰はぐっすり寝たみたいだけど...。なんでそんなに!?って

くらい...。 おかげでこっちは寝不足だっつ―の!!

亮汰のばか!!

「ねえ、未遥。あたしになんか隠してることあるでしょ?? たとえば一人暮らしのこと」

「ふぇ!?」

...愛唯、気づいてたのかな..。また話さなきゃとは思ってたけど...。

「め、愛唯。ごめん。そのことで言わなきゃいけないことがあるの。」

愛唯は、何を言うでもなく、あたしを見つめる。

あたしは愛唯にすべてを話した。



「そうだったんだ。大変だったね。」

「ごめん。言わなきゃとは思ってたんだけど...。気持ちの整理があたしもまだ、
 ついてなくって...。言い出せなかった。」