「やっぱ、翔ちん行くべきやろー」 「そうだよなー。翔っちだったら弘樹おこんねぇし?」 「頼む、翔。」 翔と呼ばれたフード男は、 小さく「ッチ…分かったよ…」と言って部屋を出て行った。 ……どうやら、頼まれたら断れないたちのようだ。 ――――― ―――――――――――――