っと、ホテルに着いたようだ。 車から降り、周囲を確認した。 チラチラと分かる好奇の視線に警戒しながら、居るかも分からない刺客の気配を感じようと試みる。 安全を確認して、組長が座っている側のドアを開ける。 「どうぞっ!!」 情けないくらい震えた俺の声は、周りの雑音に搔き消される。 だせぇな、俺。 でも、こればっかりはどうしようもない。 そんな下らない事を思いながら、組長の後ろを歩く。 --------------- 会合が終わり、組長の後ろに付いてロビーを歩いていた。