ふと、ゆめの顔が頭に浮かんだ。



「ゆめ………」



気付けば、俺は走り出していた。



ゆめのいる保健室へ。



もう帰ったか?いや、まだ目を覚ましてないかもしれない。



帰りは仕方なく俺が家まで送ってやってもいいけど。


そんなことを思っていたら、あっという間に保健室に着いた。