私と若葉ちゃんはお昼ごはんを早めに食べ終え、純くんたちのクラスの2ーBへ向かった。 廊下を歩きながら若葉ちゃんが、 「佐野、純と同じクラスだから会えるといいね」 と言った。 私も少し、それを期待してしまう―――…。 ついに、純くんたちのクラスの前に着いた。 窓を覗くのも、恥ずかしい………… 「ほら、行くよ」 と、若葉ちゃんが声をかけてくれるけど。