「遅かったわね、蒼。 さ、入って」 「あぁ」 俺は中の様子を見ながら家に上がった。 大きい家。何回来てもそう思う。 「あいつ、今日も帰ってきてねえの?」 そう俺が言った瞬間、亜弥の表情が曇った。 「うん………。 3日前から帰ってきてないよ。いつものことよ」 そう言って、亜弥は笑うけど。 目は笑ってない――――……。