「進展なし? 俺の言う通りにすりゃ進展間違いなしなんだけどな……」 ブツブツ呟いてる和泉くん。 ……そういえば。 「和泉くんは?彼女とかいないの?」 さっきのバラの香り。 ひょっとしたら彼女のものだったり……。 「彼女? いねえよ、彼女なんて」 「え!?」 耳を疑った。 「あんなにモテるのに?」 「彼女いたら、他人の恋愛相談なんか乗るかよ」 た、たしかに……。