「うぅ、こわい…………」


お化けでも出そうな暗さ。


街灯の灯りだって少なくて。



人一人いない。



無事に帰れるかな――――――……


「ねぇ、君一人?」




えっ……………



背後から私の前に出てきたのは2人の男。


一人は金髪っぽくて、
もう一人は色んなアクセサリーを身に付けてる。



知らない人たち。



「なん、ですか……?」



「可愛いね。

一人でしょ?
行くとこないなら俺たちと遊ぼうよ」


金髪がそう言った。



こわい、どうしよ――――――………