背中が床について、 目の前には、和泉くんの顔――――? これって私、押し倒されてる!? 「意味わかんないか、純粋なお前には」 「へ……?」 「教えてやろうか?俺が」 そう言って、和泉くんは私の頬をペロッと舐めた。 「――――っ」 頭が真っ白になる。 和泉くんの、妖艶な表情。 そんな顔で見つめられたら、私は―――――… 「………なんてな」