恋のキューピッドくん




……そして、


待ちに待った放課後がついにやって来た。




裏庭でキューピッド様を待った。




グラウンドのもう散りきってしまった桜の木が、裏庭から少しだけ見えた。




早く、会いたい。



そう思いながら桜の木を眺めていると。










「立花 ゆめ、だよな?」



背後から、低い男の声がした。


びっくりして、私は怯えながら振り向いた。