恋のキューピッドくん




「やっ、やめ……」



「どうとも思ってないわけないだろ」



低い和泉くんの声に、ビクリと体が震えた。



「どうとも思ってない女を助けるわけないだろ………
無理やりキスするわけないだろ」



え………?



まっすぐ私を見つめる和泉くん。



目をそらすことができなかった。



「好きなんだよ、お前のこと―――……」