「ねえねえ!立花ゆめちゃん」 「は、はい!?」 背後からいきなり話しかけられ、私は慌てて振り向いた。 と同時に、私は後ろから口を布で押さえられた。 両腕を拘束される。 周りを見ると、男が何人かいて、すぐそばには黒い大きな車もあった。 いつのまに――――? 「ほら、大人しく車に乗ってね」 腕を拘束している男に無理やり車に乗せられる。 「ん!? んんーっ!!」 口を押さえられているせいで、声が出せない……。