―――――― 「ねえ、立花さん。 ちょっといいかなあ?」 お昼休み。 若葉ちゃんとお昼ごはんを食べているときだった。 隣のクラスの青木さんに呼び出された。 そして、普段誰も寄り付かない、旧校舎のトイレ前に連れていかれた。 そこには既に3人の女の子達がいて、私を睨み付けている。 何の用だろう……。 「……あの、何かあったの?」 「何かあったの、じゃないでしょ。 あんたさあ、和泉の何?」