あたし達は1度離れる辛さを知った。



だからお互いがどれだけ大切な存在かはわかりきっている。



『カオル…大好き』



普段は絶対自分から“好き”なんて言わないけど、カオルの気持ちに答えたかった。



「マナ…
マナが16になる誕生日に籍いれよう?
俺と結婚して下さい。」



プチプロポーズ。



嬉しくて涙がとまらなくなった。



『…ハイ』



そしてあたし達は初めてのキスを交した。



「…泣き虫っ」



『誰のせいよっ!?』



…カオル。
まだまだ子供なあたしをよろしくお願いします。