好き。先生


しかたないよね本当に苦手なんだもん


残って補習か〜


やだなー。


そう言ってる間にもう終わりのチャイムが鳴っていた

「さぁー杏以外のやつは帰っていいぞー」


「頑張ってね!杏」


「ちゃんと勉強しろよー(笑)
サボったって聞いたらおごりやからなー(笑)」


悠と奈々美ちゃんは二人とも100点


なんであたしだけこんなに低いの〜


2階の空いてる個室部屋で20分だけ補習をすることになった


「ばーか。ここは過去形いれんだよ」


「不規則ってなにー(泣)」


もうわかんなくて泣きそうだよ...


「もーあと5分だから頑張れ
集中力きれてきてる?」


「当たり前だよ...」


「んーなら手かしてみ」

あたしは先生の言う通りに手を差し出した


「これあげるから頑張ろな」


あたしの手の中にあるのは


ミルクキャラメルだった


「先生甘いの好きなの?」


「まぁな」


そう言って少し頬を赤めた


あたしは残り5分精一杯頑張った



「...あー。疲れたぁ〜」


「お疲れ」


そう言ってあたしの頭を撫でた


「テスト頑張ろな。少なくとも80はとってほしいなー(笑)」


そんな無茶な...


するとあたしの耳元で


「もしとったら気分転換に遊びに行こうぜ!」


「うん!」


先生と遊べるなんて夢みたいだ!


よし!絶対とってみせるぞー!