好き。先生

「うわぁお前の部屋って案外女の子らしいやん!」


「案外って何よ〜あたしはこう見えても綺麗ずきなんだからね」


「あほぅ!女は綺麗ずきでなんぼやで!」


本当に悠はおっさんみたいに...


あ、早く手当しないと!


軽い切り傷だったから良かったけど


本当に焦ったんだから...


「手出して」


「ん...」


あたしの部屋に沈黙が流れる


「......お前包帯巻くんうまいやん(笑)」



「そりゃぁ女の子ですから?」


「なんじゃそれ(笑)本間に杏は...可愛いな」


か、可愛いって...


「何言ってんの〜!そんなお世辞言わなくていいよ〜」


その時、外で大きなクラクションが鳴った


「...お世辞ちゃうのにな」


「ん?なんか言った?」


「あ、いや、お世辞バレた?(笑)」


「もぉー。からかうのもいい加減にしてよねー!」


「ははっ。」


さっき、悠なんて言ったんだろ


クラクションの音がでかすぎて聞こえなかった


ま、悠のことだからまた、意地悪なことでも言ってたんだろな