委員長も駆け寄って、歩香里の様子を見る。
「大丈夫、軽い貧血だと思う。保健室に………」
「………………ん………………大……丈夫。ちょっと、くらっときただけだから」
そういって、歩香里は目を覚ました。
「え…でも………」
「ほんとに大丈夫だから…………。私より姫実ちゃんが………」
そうだ。
一番に、姫実を心配しているのは歩香里だ。
「姫実が心配?!!なに馬鹿なこといってんの?!普通は、愛梨を心配するでしょ?!!刺されたんだよ?!!姫実なんて人殺しじゃない!」
いきなり、立ち上がって歩香里の方にきたパンダ集団の一人、春佳。
春佳は、いつも、ツインテールをしていてあまり前に出ていうタイプではないけど、いつも、愛梨と姫実の後ろについてた。
けど、こいつ…………。
「春…………」
私が、口を開いたと同時に委員長が口を開いた。
「いい加減にしてよ!!!」
バチンッ
そして、春佳にビンタをした。
シン……………
唖然としているクラスメイト。
そりゃそうだ。
委員長が、あの、いつもフワフワしてておおらか委員長が。
パンダ集団の一人にビンタをしたんだから。
「な、なにすんの?!!」
他のパンダ集団も出てきた。
「ふざけんじゃないわよ!!!」
「手出すなんてさいてー!!」
パンダ集団は口々に様々なことを発している。
「ちょっ…………」
男子委員長が止めに入ろうとした時……。
「ふざけてんのは、どっちだよ!!この、パンダ野郎共!!!」
委員長が、一喝した。
わ、わお……………委員長。
さすがのパンダ集団も黙った。
「うんざりなんだよ!!お前らに!!!なんなんだよ!!!自分がえらいとでも思ってんのかよ!?!
お前らの友情がさ、強いとか思ってんの?!!
馬鹿なの?!!
同じ仲良しグループの奴に文句も言えずに黙って従ってるのが、友情なわけ?!!
そんな友情が強い?!!
ブスが調子のってんじゃねーよ!!」
…………………………………………………シン………………
「そーだよ。」
「え、美香…。」
「こんなのいやだよ!!なんで、同じクラスメイトなのに!!なんで、仲良くできないの?!!
おかしいよ!!!!」
美香が泣きながら叫んだ。
すると、パンダ集団以外のクラスメイトが口々に「そーだよ」とそう言っている。



