さっきとは違って通り過ぎる人達は皆美香を見て可愛いと言う感じで見ている。
あ、もちろん、私も見られてる。
「………悠梨ちゃん」
「なに?」
「なんで、協力してくれるの?」
協力…………
「分かんないけど、可愛いくしてあげた言って思ったから」
純粋にそう思った。
可愛いくしてあげたい。
「あ、ありがとう…っ」
美香は嬉しいそうに頬を赤らめながらそう言った。
「…別にいいよ。ほら、化粧品選ばないと!」
化粧品を取り扱うお店に来た。
ここで、化粧品を買って…買って…
どうする?
美香は化粧できないのかな?
「…あんた、化粧できる…?」
できないのは当たり前だけど…「化粧はできます…」
え?
「で、できるの?!」
「う、うん…」
ち、ちょっと待ってよ…?
化粧品を持ってないのに何で化粧ができるようになったの…。
そう考えているのか分かったのか美香はあたふたと説明をしてきた。
「あ、えっと…妹に毎日してるから…」
「妹…」
美香の妹に化粧するなら、自分もすればいいのに…そう思ったが中々いじめっ子は自分から変わることができないんだろう…。
急に変わるとそれはそれで、整形。とか、イメチェンキモ。とか言われかねないから。
それは、可愛くなった皮肉だと思うんだけどね。
だから、きっと私がみんなの前でああ言ったから美香は変われるきっかけができたんだろうな。
ナイス私。



