─────────残された私達。
机を並び直して席についてみるも誰も言葉を発しない。
そりゃそうだ。
突然、クラスメイトが、クラスメイトを殺そうとしたんだから。
「っ……………な、なんで、こんなことになったの?」
美香が、立ち上がった。
美香は、顔を真っ青にして話している。
これじゃ、倒れそうだ。
「美香、私が代わりに話すから。座ってて」
そういって、美香を座らせ黒板の前にたった。
「私と、美香が、いない間に何があったのか………教えて」
ほとんどの生徒がボーっとしてしまっている。
すると、男子の委員長が立ち上がって「俺が説明するよ」といった。
「悠梨達が居なくなったのは、1時間目が始まるちょっと、前だよな?」
「うん、そう」
「姫実は、最初来ていなかったのは知ってるよな?
姫実は、1時間目の後半くらいに来たんだ。
カバンも、もたず。
手ぶらで。
そしたら、愛梨が「姫実…あれっ!?今頃お父様…いや、理事長様とよろしくやってんのかとおもった~♡」っていったんだ。」
「それは怒るわ………」
「そしたら、姫実が最初に愛梨の机を蹴飛ばした。
次に、愛梨を椅子から蹴り落とし、周りの机椅子を蹴飛ばし始めた。
何人かで、止めに入ろうとしたけど、姫実はナイフをもってたんだ。
下手に手出しできなかった。」
「……………それで、皆教室の端によけてた…」
「そうだ。
それで、しばらく睨み合いだった。
睨み合いに気を取られているうちにナイフを取り上げようと思っていたんだ。
けど、それより前に…………姫実が動いたんだ。」
「………………その時に私と、美香が教室に戻ってきた…」
シン……………………………
また、静まり返る教室。
バタンッ……………………
「あ、あ、歩香里!!!」
小さな悲鳴があちこちで起こった。
バタンといって、倒れたのは、歩香里だった。
急いでかけよる。
「急に、歩香里が倒れて…」
歩香里の前の席に座っている、歩香里の親友、友香が心配そうに歩香里を支えている。



