ドクン…………ドクン………



教室には、異様な緊張感が流れている。




パンダ集団も、涙で化粧が落ちている。

他の人達は、顔を真っ青にして誰もが半泣きだ。


姫実は、生気のない顔色をしている。





「まだ、救急車こねえのかよ!!!」



男子の委員長が、姫実を抑えながらそういった。



その時、ピーポーピーポー……………



パトカーと、救急車の音が聞こえてきた。


そして、1分もたたないうちに、愛梨は、救急車に乗せられ運ばれた。
姫実は、担任の先生と一緒にパトカーに乗っていってしまった。