いじめられっ子を改革いたしましょう






根は真面目で…ってこと…?

「勉強するなら、学校でしたらいいのに…」



美香は、不思議そうに呟いた。



「それができたら、こんなとこで勉強しねーはずだ」



雄大がそういった。



確かにね。



早く学校にいって、勉強しておくっていう手があるからね。



じゃあ、なんで隠れて勉強するんだろう。




「愛梨、無理してんじゃねぇの」




和樹がそういってマフィンにかぶりついた。



「何に無理するの??」




美香が、和樹に問い詰める。



和樹は、マフィンにかぶりつきながら
「常にリーダーでいないといけないっていうプレッシャー…みたいなもんじゃね?」
と、美香に答えた。



美香はイマイチ意味がわからないといったような表情をしたが、私と雄大は理解できた。



確かに、リーダーでいないと愛梨にもプライドっていうのがあるし気が済まないんだろう。


けど、リーダーっていうのは先頭で悪いことをして常に目立つ存在でいなければならないのに、勉強なんてしていたら?
しかも、ガリ勉なみの。
朝から勉強するようなリーダーを見たらきっと「真面目はないわ」なんていうだろう。


そう、そういうリーダーは悪い奴でいなければならない。


仲間にさえ好かれていれば後はなんでもいいのだ。




だからきっと、こうして朝早くに生徒の人目につかない場所を選んで勉強しているんだろう。


そして、家に居たくないと言う理由もある。


愛梨もいろいろあるんだ…。