結局、玄関に一番近い壁と壁との間に身を潜めた。
AM:6:00
静まり返っていた愛梨の家から物音が聞こえた。
そして玄関のドアが開いた
────ガチャ
でてきたのは
愛梨だった
無表情で何を考えているのかがわからない表情。
けど、服装はいつも同じで気合いを入れている。
「6:00って早くない?」
部活をしているのならまだしも愛梨は部活をしていないはず。
普通なら、8:00に家を出ても余裕なのに。
「家にいたくない…とか?」
美香が心配そうに言うもんだから
そんな風にしか思えなくなった。
「多分ね」
「あ、ちょ、追いかけねえと!!」
「もー、姿見えないし!!急ご!」
少し目を離した好きに愛梨はだいぶ先まで行ってしまっていた。
まだ、任務は始まったばかり。
予定より、大幅に時間が早いけど…。
まだまだ、何かあるはずだ。
もっと…徹底的な証拠が。



