「今日は何?」
愛梨と一緒につるんでるパンダ集団の一人、姫実に話しかけた。
「あ、悠梨おはよ。んー、なんかーぁ…わかんない」
わかんない?
理由なしでいじめてんの?
とんだアホだな。
「………悠梨、怒んないで?」
「はあああ…………」
飽きれる。
「あっ、悠梨…」
「ん?」
「止めに行くの?」
止めに行くんじゃなくて、静かにしてっていいに行くんだけどね。
「んー」
曖昧に返事をして美香と愛梨の所に行く。
愛梨はパンダの目で美香をにらみまくってるし、美香は下向いてブツブツ言ってるし。
おまけに、愛梨は美香の机に足のっけて今にも蹴り飛ばしそうだし。
熊とうさぎか。
「ねーねー」
「あっ、悠梨。おはよう」
「おはよ。男子ドン引きしてるけど」
愛梨は、男子に弱い。
特に、一番のイケメンの徳川雄大には。
「えっ。や、やだあ………///そんなんじゃないのにっ」
態度が急変する。
理性を失っていたんだねー。
愛梨は恥ずかしそうに撤退して行った。
美香に駆け寄るその他のいじめられっ子達。
「美香もさ、努力しなよね」
そう言って、私は席についた。
男子からや、安全地帯の奴らには「悠梨が来たら丸く収まる」と思われているらしい。
それは、それでめんどくさい。



