いじめられっ子を改革いたしましょう




とうとう、始まるのだ。


ボスへの逆襲が…




私はというと、その光景を見つめるだけ。


関わると面倒くさいし、なにより、自業自得だ。






「みんなあっ♪………………明日から………愛梨が…………ターゲットだから♥」





よろしくー!!といって、パンダ集団は愛梨が待っている購買へと向かったみたいだ。


教室に残された大半のクラスメイト達は何も話さない。
いや、話せる空気じゃない。


まさかの展開だから。


重い空気が続く。



「…………面倒くさいね…」



誰かがそうつぶやいた。



そして、口々に、「面倒くさい」という声がきこえてくる。


確かにそうだ。


なんで、パンダ集団の命令を毎度毎度聞かないといけないんだろうというね。

「ねえ…」




今まで何も言わずにただ見守っていただけの委員長が初めて口を開いた。


「………………私たちで………強くなろう?」




強くなろう




確かに彼女はそういった。



委員長の顔はいたって本気だ。マジだ。




「どうやって強くなるの?」




クラスの誰かが口々にそう聞いた。



どうやって強くなるのか………………。




「クラス全員でのパンダ集団イジメ作戦」





思わずそう言っていた。

あ、私、いじめくだらないから嫌なんだ。

あーでも
なんだか、腹立つんだよね。


てか…

パンダ集団って、呼んでたのバレたか…?


まあ、この際そんなのどーでもよろしくて。




「イジメ作戦……………」




委員長は腕を組んで考えているようだ。