美香は、凛とした瞳で愛梨をみている。
あの、おどおどしていた美香からは想像ができない。
皆、口をぽかんと開けたまま固まっている。
「あっ、ちょ…………」
姫実は、止めに入ろうとしたみたいだが、すぐに足を止めた。
そして冷や汗を流しながら硬直している。
「……………アハハハっ!!!アハッ!アハハハ!!」
突然、愛梨が腹を抱えて笑い出した。
狂ったように。
「アハハハ!アハハハっハハハハッ」
教室に、愛梨の笑い声だけが響く。
この笑いの意味は?
「あ、愛梨…………」
姫実は、愛梨の狂ったように笑い出した姿を見て唖然としている。
男子もいるのに、まだ笑い続ける。
なに?
なにがあった?
「アハハハ……………あーぁ………………」
愛梨は、笑い疲れて笑うのをやめた。
そして、不敵な笑を浮かべた。
「………………おい、整形か?それ。」
………………いつもの、いじめっ子のスタイルに戻った。
姫実たちは、硬直していて動けていない。
他のいじめられっ子たちや、男子。安全地帯のやつらも。
その中で愛梨と、美香。
まるで……………今から戦うような雰囲気。
そして、愛梨にはボスの名はだてにならないくらい一人でも勢いがあり、怖い。



