「よしっ完成!」




そういって、手鏡を持たされて自分を見てみると、全くの別人がそこにはいた。


「な、な、………これ私?」



「そーだよ」




鏡にうつる私は、まさに自分でいうのもなんだけど可愛い。

つけまつげと、アイラインで目はより一層おおきくなって。
ほんのりピンクのチークにあのリップ。
まさに、清楚の定番。


「…あ、ありがとう…美香。」




「!!………良かった…!」

美香は、嬉しそうに笑って買うもの買ってくると言った。

私の化粧につかったものは美香の今日のお礼…らしい。

お礼なら…仕方ないか。