時間が早かったのか、クラスには数人しか居なかった。
それも知らない人達。
立っていると周囲からの目線が気になるのですぐさま自分の席へ。
「おはよーさん」
後ろから声がした。
クルッと後ろを向くと…
ニッコリ笑うショートヘアーの女の子が……
「おっおはよ…」
返事を返してもらって嬉しいのか笑いながら足をバタバタさせていた。
「なーなー、紫音ちゃんやんな?」
「うん」
「紫音って呼んでいい?」
「いいよ。あなたはなんて名前なん?」
「うち?うちは架鈴。佐原架鈴。」
またニッコリ笑い後ろの席やからよろしくな~と言った。
私の友達第一号。
佐原 架鈴【サハラ カリン】。

