「思わせぶりが一番嫌い。」 と逃げようとしたが、 玲の力が強くて不可能だった。 「思わせぶりなんかじゃねーよ。 今思ってること、全部俺に言ってみ?」 「私も玲が好きだよ? でも他の女の子とばっかりいるし、 一緒に帰ろ?ってきいたら 消えろとかゆーからぁ。 玲が幸せになるならって思って、 消えようとした。」 「まって。消えようとしたって何したの?」 「どうでもいいでしょ。」 その間に私は玲から離れ、 望のいる教室まで走った。