……………………………………… 「あのね…」 沈黙を破ったのは私だった。 「別れて…ほしいの。」 「は?」 「だから別れてほしいの」 「…」 あ、付き合った覚え無いとか 言われちゃうのかな。 そんなこと言われてもへこたれないぞ! 強くなったんだ、私は。 固まっている玲をよそに 「さようなら」 と言って、 屋上から駈け出した。