Dark Moon&Star's 完結

この声を、あたしは知っている。


、、、8年。


あたし達の間には、月日が流れたのに、、、


だけど、あたしはその声を覚えている。


男にしては高すぎず、低すぎず、、、


なんとも言葉に表し難いが、とても聞きやすい声をしている。


「瀬戸先生。こちら、新任の白戸先生です」


頼んでもないのに、水城先生が紹介する。


「おはよう、、、」


彼があたしのことを見て、言葉を止める。


「おはようございます」


なので、こちらから先に挨拶をした。


あたしは目が合わないように、視線をすぐに水城先生に向ける。