Dark Moon&Star's 完結

総は気まずそうに、俯く。


「総。普通なんてモノは、自分の考えを人に押し付けてるだけなんだよ」


普通なんてモノは、人のさじ加減1つで違うモノ。


そんな曖昧なモノに囚われるなんて、それこそバカだ。


「そんな人間になるな」


あたしは、総のことを見る。


だけど総が俯いてるせいで、目が合わない。


「総。顔、上げろ」


総は、あたしの言葉にゆっくりと顔を上げる。


「親がどう思おうが、総が親のことをどう思おうが、それは自由だ。そんなのに囚われて、どうする」


生きてれば、合う人間、合わない人間がたくさん居る。


総の場合は、それが親だっただけ、、、


「それで、自分のことを否定するな」


誰でもない自分自身が、自分のことを否定してしまったら、、、


、、、その先には、何もない。


何も、見つからない。