それに、嬉しそうにサクは笑う。


「あいつはぜってぇ、お前らのことを裏切ったりしねぇよ。ましてや、見捨てたりもしねぇ」

「それは、まだ、、、わかんないっすよ」


秋は、言う。


「しねぇよ。あいつは。、、、まぁ、俺の意見をお前らに押し付けるつもりはねぇけど」

「、、、ムカつくんっすよ。あの先公」


涼が、ボソリと言う。


「ムカつくって」

「他の先公みたいに押し付けてはこねぇけど、、、なんつうか、、、一々、言うことが、、ムカつく」

「涼。それは、あいつの言うことが当たってるからじゃねぇか?」


それに、涼は口を閉ざす。


「さっきも、言ってただろ?お前らのこと「認めてやれ」って、他の先公に。そんなこと言ってくれる教師なんて、居ねぇぞ?同じ道を歩んだ、俺や瀬戸以外には」