Dark Moon&Star's 完結

「先生は、あると思ってるんですか?」


伊藤さんは、馬鹿にしたように聞く。


「あたしは、彼らの価値をあなたが決めるな、と言ってるんです」


あたしは伊藤さんの目を逸らすことなく、言葉を続ける。


「彼らのことを、大切だと思う人間は居ます。それだけで、彼らは価値のある人間です」


あたしの態度が気にいらなかったのか、伊藤さんは顔を顰める。


「あなたの意見を彼らに、押し付けないで下さい」


彼らは、彼らなりに生きているのだから、、、


そんな彼らを否定することなんて大人である、あたし達がしちゃいけない。


「謝れ」


あたしはクルッと振り返り、彼らに言う。


「なんで、俺らが謝んなきゃいけねぇんだよ」


なんで?こいつらは、馬鹿なの?