「ねぇ、響輝くん?今日は、あたしのお家に、お泊まりしよっかぁ?」


隣に座って居る、響輝くんに聞く。


「雫月の家?」

「そうだよ。いや?」

「ううん」


響輝くんは嬉しそうな顔をする。


、、、そういえば、響輝くんはどうして1人でこの街に来たんだろう。


それに、瑞輝さんに何も言わずに、、、


「ねぇ、響輝くん。なんで、ママに黙って来たの?ママ、凄く心配してたよ?」


あたしの言葉に、響輝くんは顔を曇らせる。


「、、、言えなかった」

「どうして?」


あたしは響輝くんに言葉に耳を傾ける。


「、、、ママが、悲しそうな顔するから」


、、、瑞輝さんが?


イマイチ、響輝くんの話がよくわからない。