「咲希………」
「莉緒、ごめんね。もう宏は莉緒のことが好きだし諦めるよ。だけど、前みたいに莉緒とは話せない」
…当たり前だよね。
こんなことがあって、前みたいに仲良く出来るわけがない。
「ホームルーム始めるぞー、座れー」
ちょうどよく、先生が入ってきてくれた。
もう、莉緒とは話さなくていい気がする。
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――――…
「、咲希」
「ん?どうしたの?」
帰り道。
私は俊と一緒に川が流れているそばの道を歩いていた。
「アイツ……宏のことはいいのか?」
「いいよ、宏が莉緒を選んだんだもん。決めるのは私じゃないから」
私は莉緒に"負けた"んだ。
それを分かっていなきゃいけない。
