「今日、遊ぶ約束してたの、彼氏と。 だけど、遊ぶ気力も無くなっちゃった」 ヘラッと気力なく笑って見せる。 メールしよう 【ごめん、今日遊べない】 送信、と… きっと、私は 遊ばれていたんだ。 「私、やっぱり一人だったんだなぁ…」 空を見上げる。 空は、私と同じで真っ暗の雲で、今にも雨が降りだしそうだった。 「お前は一人じゃない」 「え…?」 「俺がついてるから」 きゅ…っと俊に抱き締められたんだ。