蒼は私と同じくらいの背丈だから、すっぽりと腕の中に収まる。
青い、綺麗な髪を撫でながら諭す。
「大丈夫、怖くない。何もしないから」
昔、ある人に言われたことを、蒼に言う。
それでも治まらない震えに、私は根拠のない“大丈夫”を繰り返して聞かせた。
次第に治まりを見せてくる蒼。
すると、脱力仕切っていた蒼の手が私の背中に回った。
温かさが背中を伝う。
「ごめん……俺っ……」
青い、綺麗な髪を撫でながら諭す。
「大丈夫、怖くない。何もしないから」
昔、ある人に言われたことを、蒼に言う。
それでも治まらない震えに、私は根拠のない“大丈夫”を繰り返して聞かせた。
次第に治まりを見せてくる蒼。
すると、脱力仕切っていた蒼の手が私の背中に回った。
温かさが背中を伝う。
「ごめん……俺っ……」

