倖はといえば、二本目を吸い始めている。
おー、けっこう吸う人なんだね。
私の視線に気付いて手をフリフリーっとする。
当然私も振り返す。
「棗、昼飯はここでいいか?」
すっかり……いや、ほんのちょっと忘れていた修人は、時間というのを思い出させてくれた。
「え、そんなに時間経ってたの?」
「まーな」
「棗ちゃんは体内時計ないの?」
人を小馬鹿にする言い方に、多少イラッするけどなんとか抑えて、携帯の時計を確認する。