それは私に気を許したってことだろうか。
「本当はいたずら好きで、子供なんです。レオは」
「うん。………倖は優しいね。でも、それって副総長だから?」
心からの心配の優しさと、義務感からの心配の優しさは全然違う。
義務感からなんて、ただの仕事。
それはもう優しさでもなんでもない。
ただそれを見極めたくて訊いた。
倖は、私の意図を汲み取ったのかいないのか、何も言わず、微笑むだけだった。