その不安で頭がいっぱいになったとき、ぽんと置かれた何か。
顔を上げれば修人の優しい顔があって、頭に置かれているのは、修人の手なんだと、理解できる。
「ありがとな」
ただのそっけない一言なのに、救われた気分になる。
なんか、負けた気がする。
修人に撫でられると、綾を思い出す。
「あー、俺も撫でてみたい」
レオが修人に体当たりして突き飛ばす。
ちょ、総長突き飛ばすか、普通。
レオは寂しそうにしていたあの笑顔と違って、今はいつも通り。
ていうか、少し幼くなった気がする。