足を狙ってくるしゃがんだ奴の足元払いを飛ぶことでよけて、体勢を直しきれていないそいつの顔面を蹴り上げる。
「準備運動終わったからさ、そろそろ本気で行くね」
首を鳴らし、笑って言えば、明らかに動揺する男たち。
そいつらはそのままがむしゃらに向かってくる。
私は女だから、捕まってしまえば男の力にはかなわない。
なら、捕まらずにすべて倒すしかない。
雛菊に所属しているからだけで充分に殺してやる理由にはなるけれど、死ぬのはあいつだけでいい。
ううん、私とあいつだけ。
後は再起不能にしてやればいい。