「棗のそばに少しいられたくらいで頼られてるなんて、勘違いするな」
「勘違いなんてしてねぇ。俺らは一度もあいつからあいつの事情なんて聞いてねぇ。あいつの目に俺らは見えてない」
「だったら下がれ。お前らみたいな半端は一番邪魔だ」
「言っただろ、俺らの姫だ。下がる理由はねぇ」
棗に見られていなくても、自分たちの姫だと言うこいつらは、健気なのか、それとも馬鹿か。
むかつく、棗のことを知った風に言いやがって。
あいつのことを姫と言うのも、許せない。
守る力のない奴が、いきがってるだけで、苛立って仕方ない。
「勘違いなんてしてねぇ。俺らは一度もあいつからあいつの事情なんて聞いてねぇ。あいつの目に俺らは見えてない」
「だったら下がれ。お前らみたいな半端は一番邪魔だ」
「言っただろ、俺らの姫だ。下がる理由はねぇ」
棗に見られていなくても、自分たちの姫だと言うこいつらは、健気なのか、それとも馬鹿か。
むかつく、棗のことを知った風に言いやがって。
あいつのことを姫と言うのも、許せない。
守る力のない奴が、いきがってるだけで、苛立って仕方ない。

