視界はスローモーションのように流れ、固い地面に伏す。
倖も修人も同じように倒れている。
薄れていく意識に、レオと彼女が映る。
「どうせ繋がってるんでしょ?」
「さぁ、ね」
冷めた目で訊く彼女に、苦しみに顔を歪めながらレオが答える。
彼女はレオも同様にすると、言った。
「…………ごめんなさい」
レオと話していたのはなんなのか。
彼女の最後の謝罪の意味は。
ただ僕は為す術なく暗闇に引きずり呑まれた。

           蒼side end