「ふざけんな、あいつは俺たちの仲間だ。死んだ?あいつに会ってからじゃねぇと納得できねぇよ」
修人は鬼麟に吐き捨てた。
修人の殺気が部屋に充満する。
けれど、彼女は眉一つ動かさず、溜め息をついた。
「……口頭だけで済むなら楽だったのに。私だってこんなことしたくない。でも、大人しくしてて欲しいの。死なせたくないの」
冷たいというよりも、凍っている彼女の言葉。
修人以上の殺気が、僕らをねじ伏せる。
なんだよ、これ。
これが全国一位なのか?
重く鋭い圧力が彼女から出ている。