ただ、心配させないように笑う。
「見たかった番組、録れてないかも」
綾は、そっかと言うと手を離した。
バレていなければいいな、この不安が。
足下を這い回って、じわじわと首を締める、この黒い不安。
やっぱり、この町は近い。
“雛菊”に。
不安を体から、私から漏らしちゃいけない。
ぎゅっと手を握って決意する。
絶対に、絶対に。
「さて、と。君たち」
にっこりと、黒い心葉の笑顔で呼び留められる男たち。
倉庫にそそくさと入ろうとしていたのか、ドアノブを掴んだまま固まる。
「見たかった番組、録れてないかも」
綾は、そっかと言うと手を離した。
バレていなければいいな、この不安が。
足下を這い回って、じわじわと首を締める、この黒い不安。
やっぱり、この町は近い。
“雛菊”に。
不安を体から、私から漏らしちゃいけない。
ぎゅっと手を握って決意する。
絶対に、絶対に。
「さて、と。君たち」
にっこりと、黒い心葉の笑顔で呼び留められる男たち。
倉庫にそそくさと入ろうとしていたのか、ドアノブを掴んだまま固まる。

