修人は何も言わず、蒼とレオに目配せすると、出て行った。
その後を追いかけるようにレオも出て行く。
「なっちゃん、ちょーっとお出かけして来るけど、絶対にここから出ないでね」
と、それだけ言い残して蒼も行ってしまった。
急に人が少なくなり、静かになる部屋。
なんだかんだで、倖と二人っきりになるのはこれが初めてだな。
ちらりと倖を盗み見ると、目を閉じ、背もたれに深く体を預けたまま、寝ているのかさえわからない。