考えとくとは言ったものの、絶対に家を教える気はない。
「棗ちゃん、嫌なら嫌って言えばいいんじゃない?」
喜ぶ蒼の目を盗み、耳打ちしてくるレオ。
率直に言おう。
何故そんなに色っぽい声を出すんだ、貴様。
おかげで鳥肌が半端ない。
「どうでもいいでしょ」
「じゃあ遊びに行かせてよ」
「考えとく」
「駄目なの?」
「考えとくつってんだろ」
「出てる、出てるよ“鬼麟”が」
誰のせいだこんチキショー。