俺は黒崎陸斗。中2だ。
俺の通う中学校は、新しくできたばかりで1クラス30人で10クラスもある大人数の学校だった。俺のクラス2ー6は今、
帰りの学活中だった。
「明日はテストだ。復習をしっかりしてテストで100点取れるように」
先生は熱血に話しているが、クラスの
ほとんどは聞いていないだろう。
「シツレイシマス…。」
機械的な声と共に扉が開いた。
そこには、全身黒い服を着た男が立っていた。顔も隠れていて分からなかった。
「え⁇」
皆の声が揃って聞こえた。
「ゲームノジュンビヲシマス…。」
そこで俺の意識は途絶えた。